お正月飾りの一つ、鏡餅(*’▽’)
穀物神「年神(歳神)」への供え物で日本の伝統ですが、ここ最近はプラ容器に入った鏡餅が主流ですね。そこにもやはりプラの「みかん」が。
なぜ鏡餅の上には「みかん」が?
実は鏡餅にはみかんではなく橙(ダイダイ)という果物を使うのが正しい形。橙は昔、お菓子の神様と言われた「田道間守命(たじまもりのみこと)」が天皇に不老不死の薬を献上しようと中国から持ち帰った果物。長く続く強い命の象徴として、手に入りにくい橙の代わりに、みかんが用いられているのです。
橙(ダイダイ)は大きくなるまで木から落ちないことから「家が長く繁栄し続ける」、ダイダイにかけて「代々家が栄える」という意味合いも持ち、とても縁起の良い果物。お正月にはぴったりですね。ちなみに鏡餅が丸いのは、心臓を象徴している、夫婦円満の願い、三種の神器の一つである銅鏡の形を模しているなど様々な説があります。参照:ネタりか
飾る期間は12月28日が「八」の末広がりで、縁起の良い数字ということで最適とされているそうです。
鏡開きは一般的に1月11日とされています。お供えした後、そこに宿ったパワーを分けていただくので、刃物を使わず(大きいのだと難しいですね)美味しくいただきましょう。
「橙(ダイダイ)」について
インド、ヒマラヤが原産。日本へは中国から渡来した。果実は春になると再び緑色に戻る
果実は冬を過ぎても木から落ちず、そのまま木に置くと2-3年は枝についている。この特徴から「だいだい(代々)」と呼ばれるようになったとされ、また、「回青橙」とも呼ばれる。参照:Wikipedia
2~3年も枝に付いてるって凄いですね?( ゚Д゚)
薬効について
漢方では、果実の皮を乾燥させものを橙皮(とうひ)といい、去痰薬・健胃薬として用いられたり、香りづけに用いられる。また、未熟果実を乾燥させものを枳実(きじつ)といい、芳香性苦味健胃、去痰、排膿、緩下薬として用いられる。参照:Wikipedia
橙、確かにあまりスーパーなどでも見かけないですね~。
三種の神器の一つを模してる、きっとパワーのある果実なんだと思います。